jitter値が高い場合、10Gプランへの変更かプロバイダー乗り換えか悩む
現在、BIGLOBE光を使用していてjitter値が高いということですね。
この問題を解決するために「10Gプランへの変更」と「プロバイダ乗り換え」のどちらが良いかを検討する必要があります。
また、「回線速度を上げることでjitter値が改善されるのか」という疑問についてもお答えします。
まず、**jitter(ジッター)**は、データが送受信される際の遅延の変動を示す指標です。
これが高い場合、オンラインゲームやビデオ会議などリアルタイム性が求められる通信に悪影響を及ぼします。
jitter値が高くなる原因は様々ですが、大きく分けて以下の2つです。1つ目は回線そのものの混雑や品質、2つ目はプロバイダの設備やネットワークの問題です。
10Gプランへの変更は、回線速度自体を向上させる方法です。しかし、jitter値は「速度」と直接的な関係があるわけではありません。
たとえば、現在のプランが十分な速度を提供している場合、10Gにアップグレードしてもjitterの原因が回線混雑やプロバイダ設備に起因していれば、改善しない可能性があります。
つまり、「高速回線=低jitter」ではなく、根本的な問題がどこにあるかを把握することが重要です。
次に、プロバイダを乗り換える選択肢です。もしBIGLOBE光のプロバイダ部分が原因でjitterが高い場合、乗り換えが有効です。
特に、自分が住んでいる地域で評判の良いプロバイダを選べば、ネットワークの混雑が少ない環境で安定した通信が期待できます。たとえば、IIJや@niftyなど、安定性に定評があるプロバイダが選択肢に入ります。
どちらが良いかを判断するためには、まず現状の通信環境を正確に把握することが必要です。
たとえば、Speedtestなどのツールを使い、jitter値、回線速度、Ping値を測定してみましょう。
もし速度が十分でjitter値が高い場合はプロバイダが問題の可能性が高いです。一方、速度そのものが遅い場合は、プラン変更や回線種類の変更が効果を発揮する可能性があります。
具体例として、ある家庭でBIGLOBE光の1Gプランを使っている場合を考えます。
Speedtestで測定した結果が「下り:500Mbps、上り:300Mbps、Ping:20ms、jitter:30ms」だったとしましょう。
この場合、速度は一般家庭利用として十分ですが、jitterが30msと高いためオンラインゲームでラグが発生しています。
この家庭が10Gプランに変更したとしても、jitter値がプロバイダの混雑によるものなら改善しません。
しかし、プロバイダを乗り換えた場合、jitter値が大幅に低下し、「下り:400Mbps、上り:350Mbps、Ping:15ms、jitter:5ms」となる可能性があります。
このように、jitter改善には速度よりも安定性が鍵となります。
最後に、回線速度を上げる選択肢を取る場合でも、10G対応のルーターやLANケーブルなど、環境全体を10Gに対応させる必要がある点に注意してください。
これらの追加コストも考慮し、費用対効果を検討することが大切です。
まとめると、jitter値の改善を目的とする場合、まず原因を特定し、それに応じた対応を行うことが最適です。
具体的には、現状を正確に測定し、プロバイダが原因なら乗り換え、回線速度が不足しているならプラン変更を検討する流れが良いでしょう。
まとめ
jitter値が高い場合、まず原因を特定することが重要です。
回線速度を上げることでjitter値が改善することもありますが、jitterは主に回線の安定性や混雑状況、プロバイダの設備状況に左右されます。
そのため、10Gプランへの変更が必ずしも解決策になるわけではありません。プロバイダの設備が原因であれば、乗り換えのほうが効果的です。
まずSpeedtestなどで現状の通信状況を測定し、速度が十分でjitterが高い場合はプロバイダの問題を疑い、評判の良いプロバイダに乗り換えることを検討してください。
一方、速度不足が原因であれば10Gプランに変更する選択肢も有効です。
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