プロバイダーとキャリアの違いについて
プロバイダーとキャリアの違いを具体的な例を使って説明します。例えば、NTTのフレッツ光を使ってインターネットに接続したい場合を考えます。
まず、NTTは「回線業者」として光回線を提供します。つまり、インターネットが家に届くための物理的な回線を敷設し、光ファイバーケーブルを家まで引き込みます。
しかし、NTTだけではインターネットを使えるようにはなりません。ここで「プロバイダー」が必要になります。
プロバイダーは、NTTの回線を使ってインターネット接続を実現するサービスを提供します。例えば、OCNやSo-netなどがその例です。
これらのプロバイダーがインターネットに接続するための設定を行い、ユーザーがウェブサイトにアクセスできるようにします。
別の例として、スマートフォンでのインターネット接続を考えましょう。
スマートフォンで利用する回線業者、つまりキャリアはドコモ、au、ソフトバンクなどが代表的です。
これらのキャリアがモバイル通信網を提供し、ユーザーが4Gや5Gを使ってインターネットに接続できるようにします。
一方で、プロバイダーはキャリアの回線を使ってデータ通信を管理します。
例えば、キャリアの回線を使いながら、IIJmioや楽天モバイルといったプロバイダー経由でインターネット接続のプランを契約することもあります。
このように、回線業者(キャリア)はインフラや通信回線を提供し、プロバイダーはその回線を使ってインターネット接続サービスを提供する役割を果たしています。
ユーザーはプロバイダーを選択することで、自分の利用目的や料金プランに合ったインターネットサービスを受けることができる一方で、回線業者の提供する回線の種類やエリアも考慮する必要があります。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13464178
まとめ
キャリアとプロバイダーの違いについて説明します。まず、プロバイダーとはインターネット接続業者のことを指します。
具体的には、インターネットに接続するためのサービスを提供し、ユーザーがインターネットを利用できるようにします。
プロバイダーを通じて、ユーザーはウェブサイトの閲覧やメールの送受信、動画の視聴などが可能になります。
多くのプロバイダーは、光回線やADSL、モバイル通信などのさまざまな回線を利用して、インターネットサービスを提供しています。
一方で、キャリアや回線業者は、実際のインターネット回線そのものを提供する業者です。
例えば、光ファイバー回線、ケーブル回線、あるいはモバイル通信網などがこれに該当します。
回線業者は物理的な回線を敷設し、インフラを整備する役割を担っています。大手キャリアには、NTTやKDDI、ソフトバンクなどがあり、これらの会社は自社の回線網を持っていることが多いです。
つまり、プロバイダーがユーザーにインターネット接続を提供する一方で、キャリアはそのインターネット接続に必要な回線やインフラを提供しています。
両者は互いに補完し合い、プロバイダーがキャリアの回線を使用してインターネット接続サービスを提供することが一般的です。
ユーザーはプロバイダーを選ぶ際に、どの回線業者の回線を利用するかも考慮する必要があります。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000071062.html
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